僕が幸せでKが不幸と表現した理由をまず述べなければならない…
医師や看護師の発言では僕もKもどちらの怪我も大したことないと言うことになっていたが、
僕は自分で言うのもなんだけど勘がいい。
僕とKの日々行う治療やリハビリの内容、Kの動きなどを見れば症状に差があるのはすぐに分かった。
最初は全く動かなかった僕の下半身でさえ1週間ほどのリハビリである程度動くようになり違和感だらけではあるが車いすに頼らなくとも歩けるまでに回復した。
しかし、Kはずっと車いすでの生活を続けておりいろんな場面で看護師の補助を要した。
それでもいつもと変わらず接してくるK。
Kも分かっているのだ。
僕とKの症状の差に僕が気付き始めている事に。
それを察してのKの態度なのだ。
僕は気を使うようなことは一切しなかった。
本当はとても苦しかったけど、変な気を使うことでKをかえって苦しめてしまうことが怖かった。
僕は影でコソコソするのは悪い事だとは思いつつもリハビリの時に担当の医師に聞いた。
『正直な話、Kさんの状態ってどんな感じなんですか?回復具合を見ても明らかに良い状態のようには思えないのですが…』
『まぁ野口さんとは怪我の内容が違うからそう感じるかもしれないけど順調だから心配いらないよ。時間がかかる怪我なんだよ。』
とそう言われた。
僕は正直『それならよかった。』と安心するほど人を信用していない。
その場は『それならよかったです。』と得意の作り笑顔で返事をした。
リハビリが終了し部屋へ戻る。
しかし、途中でリハビリ室に携帯電話を忘れたことに気付きUターンして再びリハビリ室へと戻り、リハビリ室のドアへと手をかけた時、
入口の手前を横に入った自販機のスペースで僕の担当の医師の話し声が聞こえた。
僕はあまり自由が利かない体なりに素早く体を隠してその話に耳を傾けた。
『いやぁ。野口君にKさんの状態を聞かれた時はさすがに焦ったよ。』
『横で僕も聞いてました。でもうまくごまかせてたと思いますよ。』
『ならいいけどね。さすがにKさんが歩けるようになるためには野口君の協力による手術が必要なんて言えないって。』
『しかもそれやったら野口君は歩けなくなるリスクを背負うなんて考えたら本人の耳に入るなんてことは絶対許されませんよね。』
『もちろんKさんにもだ。』
『ですね。』
聞きながら途中から何も考えれなくなっていた。
嘘でしょ?
さっきは信用してないとは言ったけど希望としては僕の考えを裏切って欲しかったんだ。
放心状態とはこういう事を言うのだろう…
僕は一点を見つめたまま何も考えれずに動けずにいた。
僕の横をその医師二人が通るまでは…
『え?あっ…野口君…ど、どうしてここに?』
明らかに同様している医師の様子から
僕の表情が自分で想像出来た。
おそらく【内容を聞かれて放心状態】と一目で分かるような状態だったのだろう。
『いや…ちょっと携帯電話を忘れたので…』
『そ、そうか。聞いたのかい?』
『はい。すみません。大丈夫ですよ。Kには絶対言いませんから。』
『そうか。そうしてくれると助かるよ。』
『言ったらあいつが手術を受けるとは思えないので…』
『え?ちょっと…何言ってるんだ。君は…リハビリも順調なんだぞ。僕たちも君の回復具合にはおどろい…』
『そんなのどうでもいいんでさっきの話詳しく聞かせてもらえませんか?』
『…君がそのつもりなら尚更教えるわけにはいかないよ。』
『言っておきますけど僕なんかよりもKの方が数倍、勘はいいですよ。中途半端に情報を得た僕がこのままで諦めると思いますか?僕は聞くまで諦めませんよ。その様子を隣で見ているKが気付かないとは思えませんけど…』
『…』
『お願いします!!もうここまで聞かれたら隠しても一緒でしょ!!お願いしますよ!!』
『……分かったよ。ここだとあれだから僕の部屋についてきてくれ。』
医師の部屋へと到着し医師がようやく重い口を開いた。
つづく
まず謝ります。
さぁせんww
最近のくだらないアパログの書きすぎで妄想長編ほったらかしになってました。
新曲ヘビーローテーションのPVまじチェックしてください♪
大島優子のかわいさが神がかってますw
の~ヘビーローテーション~です♪
ノシ
【土俵ガール】の中村倫也に似てますねぇ!